STAP細胞をSTAFF待望~論文資料捏造疑惑事件~

下宮 憲二

こんにちは、下宮です。
 カープの快進撃が止まりません。進撃の巨人ならぬ進撃の鯉人といったところでしょうか。ただ、毎年のように鯉のぼりの季節を過ぎて状況が一転なんてならないようにして欲しいです。
 状況が一転と言えば、O保方ユニットリーダーを始めとする研究チームの方々です。当初STAP細胞を発表した時の誇らしげな笑顔が何度も放映されるのを見ていると、今のような状況は全くの想定外だったことが感じられます。
 今回の事件で、問題となっている論文は、共著になっていてそれぞれが各自のパートを担当しており、それぞれが他の部分が正しいことを前提として執筆していたようです。このため、著者全員が、論文の始めから終わりまで実際に自ら十分に検証しないままに発表したことも捏造疑惑に気づけなかった原因のようです。
 
 弁護士が代理人となって相手方や裁判所へ送付する書面にも、複数の弁護士の名前が文書の作成者として記載されていることがあります。
 この場合、実際は数人の担当弁護士が各パートを担当して書面を書き、先輩弁護士の助言を受けながら、最後にはボスの承認を得て相手に送付するという流れで作成されると思います。
ただ、中には担当弁護士が作成し誰もチェックしないまま相手方に提出してしまうケースもあるのではないでしょうか。書面の存在すら知らないまま自分の名前が書面に記載されていることもあるようです。
 
 書面を受け取る方からしたら、弁護士が束になって請求してきていると感じてしまうでしょうから、書面の存在すらしらない弁護士の名前が記載されているという状況には納得できないと思います。
 今回の論文作成にしても、画期的な発見に対して自己の担当以外の部分については人任せにしていた感が否めず、そんな対応にみなさんディサポインテェッドだったのではないでしょうか。
 
今回の事件に関しては、捏造うんぬんよりもSTAP細胞が存在していて欲しいと願わずにはいられませんが、STAP現象は現在最も合理的な仮説と共同研究者の方がおっしゃっています。
 やはり、STAP細胞の実証を研究STAFFが一番待望しているのかもしれませんね。

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