臨機応変~ワールドカップ開幕~

船本 夕里亜

こんにちは、船本です。

日本中がワールドカップで盛り上がっていますね。
コートジボワール戦は残念な結果となりましたが、明日のギリシャ戦、日本代表の勝利を信じて応援したいと思います。

さて、サッカーは、11人ずつの2チームに分かれて、相手のゴールにボールを蹴り入れて得点を競う競技ですが、相手や試合状況に合わせてフォーメーションを変えたり、メンバーを変えたりという戦術がとられます。臨機応変に対応することが求められるのです。

このように相手や状況に合わせるということは、弁護士業にとっても重要なことです。

弁護士は、離婚を考えている、貸したお金を返してもらえない、逮捕されてしまったなどさまざまな状況にある人と接します。また、老若男女、口数の少ない人、理路整然としている人などさまざまいらっしゃいます。それぞれに合わせた対応が不可欠です。

相手や状況に合わせるためには、まず知る必要があります。
サッカーにおいて相手チームの分析は必須でしょう。試合中は、相手の動きを読むことも必要です。

弁護士であれば、洞察力をもって相手と接することになるでしょうか。相手に共感すること、相手から多くを聞き出し、状況を把握すること、現地や現物を確認することかもしれません。

また、相手や状況に合わせられるだけの能力が必要になります。
サッカー選手は、日々練習をし、サッカーの技術を高めています。
弁護士も、日々書籍や判例を調査して法的な見識を深めたり、第三者の意見を聞いたりしながら、どのような対応をすべきかを考え、実践していきます。それを繰り返すことで、実務能力が高められるのだと思います。

臨機応変な対応を可能にするのは、日々の入念な準備であるように思います。

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