流行語にみる羊頭狗肉の対処法~続・食材偽装事件~

下宮 憲二

こんにちは、下宮です。

 流行語大賞が出揃いましたね。これを聞くと今年ももう終わりという感じがしますが、依然として終わらないのが偽装表示の発覚です。前回ブログで取り上げてからも次々と百貨店やホテルの偽装表示が取り沙汰されていますが、クリスマス、お正月商戦に向けてさらなる問題が出てくるのでしょうか。

 偽装表示とは、表示が内容を伴わず、おもてどおりの内容が存在しない言わば
お・も・て・な・し」状態といえるでしょう。

 先のブログでも触れましたが、最初に真実を明らかにしないと二重の虚偽を行うことになり、後で「倍返し」をくらってしまうおそれがあります。

 最近では、あまりに多くの企業により偽装表示がなされていたので、新たに報道されても「あ、またか。」と驚きが鈍くなってきたように思います。公表する側としては、「赤信号みんなで渡れば・・。」の感覚になってきたのでしょうか。

 どんなことでもそうですが、一番初めに報道された事件は印象的で「じぇじぇじぇ!」と人の記憶に残ってしまいます。
 逆に言えば、不祥事が発覚している最中に同程度な不祥事が発覚しても一番先に報道された事件程記憶には残らないのではないでしょうか。不祥事対策としては、木の葉は森に隠せとの言葉に従うのがダメージを最小限に抑える方法かもしれません。

 そこで、まだ偽装表示をしていた事実を公表していないところは、いつ公表するかが問題となりますが。

 やはり、ここでも「今でしょ!」と言わなければいけないのかもしれませんね。

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