すべてのものには理由がある(ブログ再始動)

下宮 憲二

こんにちは、下宮です。

 昨年の末にブログを投稿してから半年以上が経ってしまいました。ロックバンドで言えば無期限活動停止であり、そのまま解散ということも十分あり得るような状況だったのではないかとご心配をおかけしたかもしれませんが、またこうしてブログを書かせて頂くことになりました。自己満足のためのブログにならないよう気をつけながら書きたいと思います。
 
 私が好きなCMのひとつにSトバンクのCMがあります。いつも白い犬のお父さんの演技には驚かされるのですが、そのお父さんがあるCMで「すべてのものには理由がある。」と実に意味深い言葉を発していました。

 弁護士は、職業柄、常に「何故?」を考えなければいけません。何故そのような問題が生じているのか、何故依頼者はそこまでこだわっているのか、この裁判上の手続は何を根拠にしているのかなど、業務をする上ですべてのものの理由(根拠)を意識せざるを得ないのです。
例えば、訴訟で使う訴状についても事細かに根拠があります。訴状に当事者の氏名や住所を記載するのも法律上その記載が求められているからです。代理人の事務所の住所だけ書いておけば大丈夫だろうと思っていても、郵便番号まで記載しろと法律が要求している以上、郵便番号も記載しなければなりません。
ちなみに、法律は、訴訟の書類について簡潔な文章で整然かつ明瞭に記載しなければならないことも求めています。この要求に応えられているかは別として、分かりやすい書面を出さなければいけないことは法律上の要求なのです。

このように「何故?」を常に意識しないといけないとなると、じゃあ、何故ブログを一旦停止していて、何故新たな場面で再始動するのか、という質問がなされそうな気がします。
 やはりお父さんの言うように「すべてのものには理由がある。」のかもしれませんね。

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